野球についてはルールは知っているけどプロ野球の選手とかはほとんどわからない程度の興味しか無いのだが
育成ゲームとして面白くて思いのほかやり込んでしまった。
きっかけはにじさんじ甲子園だったが、自分は最適化作業が好きなので最終的にオンスト攻略に行き着いた。
やり込んだ分の知見は得られたと思うので、せっかくだから記録しておこうと思う。
1回育成するのにかなり時間がかかるので、もう1回やるかは微妙なところだだが、2024とかやる時に役に立つかも知れない。
また、意外とオンスト攻略すると実際どうなるの?という情報は見かけないように思うので
その点では参考になるのではなかろうか。
利用例
私がオンストを使って攻略をした結果出来たチーム。
せっかく頑張って育成したので活用して貰えると嬉しい。
作成したチームの試合相手などにどうぞ。
1955年卑劣
22100 20060 38945
予備知識
オンストとは
そもそもオンストとは何ぞや?という話。
パワプロにおいて一般的に目にする「オンスト」という表記はかなり微妙で、始めて見る人を混乱に陥れると思う。
「オンスト」は「オンラインストレージ」の略ではあるが、それが意味するところは
「オンラインストレージ等のセーブデータバックアップ機能を利用してゲーム進行のやり直しを行う」である。
「ゲーム進行のやり直し」が出来るようになるというところが本質なのだが、「オンラインストレージ」の部分を表記する上に
「オンラインストレージ等」にはUSBメモリも含んだりするので「USBメモリでオンストしろ」みたいな表記まで出てきて訳が分からない。
仕事でこんな単語を出してきたら「修正してやる!」となるところだが、
世間一般は修正してやれないのでこのような事情であるとご承知いただきたい。
オンストを使う際の注意点
栄冠ナインは本来ゲーム進行のやり直しは許容していない。
(セーブせずに中断してやり直すとペナルティが発生する)
セーブデータのバックアップ機能はハードの提供する正当な機能ではあるが、
栄冠ナインの思想としては使って欲しくないと思われる。
よって、オンストはグレーゾーンの行為であると認識して行うこと。
場合によっては何らかのペナルティを受ける可能性もある。
ペナルティではないかと思われる例として、オンライン大会が有る。
オンストを使って作成したチームはオンライン大会に出しても大敗するようだ。
ただ、オンストしてない時に出したチームも似たような負け方していたり、
トーナメントを見るとオンストしていると思われるチームが勝ち残ったりしていて
実際のところどうやって勝敗を決めているかはよく分からない。
具体的なオンストのやり方
セーブデータとそのバックアップ方法はハードによって異なるため、私がプレイしているPS4版について記載する。
(Switch版はゲーム単位でオンラインストレージにのみバックアップ可能らしいのでだいぶ違うようだ。)
パワプロのセーブデータは機能別に分割されている。
その中で栄冠ナインのプレイに係わるセーブデータは以下の2つになる。
- 栄冠ナインデータ
- 学校やチームの情報や進行状況など、栄冠ナインのほとんどのデータはここに入っている
- システムデータ
- 栄冠ナインのアイテム所持情報だけこちらに入っている
望む結果が出るまでやり直す
以下の手順を繰り返すことで望む結果が出るまでやり直しを行う。
- 栄冠ナインデータをオンラインストレージまたはUSBメモリにバックアップ
- ゲームを起動して栄冠ナインを進行する
- 進行結果を確認
- 望む結果となったら栄冠ナインをセーブしてゲームを終了
- 望まない結果となったらゲームを終了し、バックアップしておいた栄冠ナインデータをゲーム機本体にコピーする
これにより具体的には以下のようなことが出来る。
- スカウトで良い選手が出るまでやり直す
- 特訓・合宿・試合で欲しい青特が取れるまでやり直す
- アイドルが新曲を披露してくれるまでやり直す
アイテムを無限に使用する
以下の手順を繰り返すことでアイテムを無限に使用できる。
- システムデータをオンラインストレージまたはUSBメモリにバックアップ
- 栄冠ナインでアイテムを使用する
- 栄冠ナインをセーブしてゲームを終了
- バックアップしておいたシステムデータをゲーム機本体にコピーする
これにより具体的には以下のようなことが出来る。
- 好きな進行アイコンを選べる(スケジュール変更手帳)
- 好きな性格に変更出来る(自分探しの本)
- 学力をカンスト出来る(参考書)
- 金特本使い放題
- スポンジ/バケツ・雪かき使い放題
どこにセーブデータをバックアップするか
PS4だとUSBメモリとオンラインストレージのどちらかにバックアップすることになる。
オンラインストレージはPS Plusの加入が必要であり、私は加入していないのでUSBメモリにバックアップした。
USBメモリでも特に不都合は無く、複数個使うことや、PCにコピーすることによりデータの世代管理も出来るので
USBメモリ安定では無いかと思う。
乱数について
条件がイマイチはっきりとしないのだが、何度やり直しても当りが引けない場合がある。
例えば試合の注目選手の対象、特訓の対象、合宿の特殊能力取得、インタビューの出現・・・などなど。
確実では無いのだが、アイテムを使用したり、システムデータをバックアップから戻したりすると結果変わる傾向にあるように思う。
当りが引けない場合は試してみて欲しい。
目標
私は1チームの強さを追求した。
最強チームを「全選手の全ステータスがカンスト、金特・青特を全て所持」と定義して、
そこにどれだけ近づけることが出来るかという育成になる。
もし1選手だけ育成するとなった場合、そう大差は無いとは思うが細かいところで調整が必要になると思うので注意すること。
1チームの強さを追求する場合に考慮するポイント
チームの強さを追求する場合、進行アイコンは基本的に「総合練習」を選択することになる。
これは、経験値の総量が多く、投手と野手両方の経験値が入るためである。
ただ、単純に「総合練習」で進行した場合以下の理由により、野手は3年目の早い時期に全カンスト、投手は変化球経験値が足りないという状態になる。
- 必要な経験値総量が投手約270万、野手約160万
- 全ステータスが最低値から全ステータス最大値までに必要な経験値
- 投手約270万の内、変化球経験値が約180万
- 「総合練習」による経験値が投手80、野手120
よって、投手の経験値をいかに稼ぐかというところは考慮する必要がある。
事前準備
評判
育成完了時の3年生の人数を増やすために名門にする。
自校の評判が低い方が試合の恩恵は受けられるので、1選手だけ育成する場合それを狙ってわざと下げるのもアリかもしれない。
グラウンドレベル
下げたり機材を減らしたりする意味は無いはずなので99にしておく。
年代変更
年代を変更すると3年間変更出来ないので、育成対象の入学に年代変更を行うなら直前に変更していてはならない。
うるう年を育成中に過ぎるように年代調整することも出来るので、いずれにしろ年代変更は出来る状態にしておくのが良いだろう。
アイテム集め
アイテムと言いつつほぼ金特本である。
金特本は春・夏の甲子園の組み合わせ抽選会翌日発生する「甲子園出場のお祝い」イベントで低確率で入手出来る。
組み合わせ抽選会終了時点の栄冠ナインセーブデータをバックアップしておき、以下の手順を繰り返すことで収集する。
- 抽選会翌日に進む
- アイテムを受け取ってセーブして終了
- ゲームを終了して栄冠ナインセーブデータをゲーム機本体にコピーする。
- システムデータは触らない
欲しい金特本だけに絞っても数十時間はかかるため、人間のやるべき作業では無い。
マクロ入力が可能なコントローラーなどで自動化をお薦めする。
私はCOOV T100sを使った。
マクロを使う際の注意点として、
マクロが意図しない動作をしてPS4の他のゲームのデータをいじくったり
PSストアでお買い物したりということが可能性としてあるので、データをバックアップしておいたり、クレジットカード情報を消しておいたりすることをお薦めする。
念のため書いておくが何が起こっても私は責任を取れない。
また、進行したときのマスで選択肢が出るイベントが発生するとマクロで対応出来ない。
OBマスのように内容が固定のマスを狙うこと。
私は赤マスでやった。見ている範囲では選択肢が出なかったので、無いか低確率だと思われる。
OB
名門になる頃にはだいたい揃っているとは思うが一応確認する。
プロ野球選手
普通にプレイしていれば居るとは思うが赤特の消去に使用するので用意しておくこと。
アイドル
限りなく必須に近い。
新曲披露により一気に育成できるため、出れば出るほど良い。
1人居れば良いと思うが、複数名居た場合出現率が上がるのだろうか?
多い分で困ることは無いはずなので2~3人にしておくと良いかもしれない。
肉屋・魚屋・八百屋・パン屋
低確率で発生するステータス直接アップが強いが、低確率な上に対象者がランダムなので狙っていくのは相当キツイ。
それでも狙う人はどうぞ。
占い師
インタビュー時に青マスを出すために使えるかもしれない。
使わなくても別に困るわけではない。
天才肌の選手の性格を変更出来るらしい。
育成が終わった天才肌野手の性格を変える時に使えるか。
基本的に要らないがそういうことも出来ますということだけ一応。
本屋・職人・ミゾット社員・ショップ店員
アイテム使い放題なので要らない。
サラリーマン
参考書使い放題なので要らない。
看護師
体力は観戦で回復するしまんぷく弁当も使い放題なので要らない。
ならず者
スケジュール変更手帳が使い放題なので要らない。
新人スカウト
要らない。
上級生
育成対象の選手を1年目から世界大会に出すために、上級生の★は抑えておきたい。
投手の★が上がりやすいので、転生や天才肌の投手は避けておく。
練習も野手練習主体で経験値の少ないもので進行するとよいだろう。
試合もあまりやりたくないので負けたいが、下手に負けると名門から落ちてしまうので注意が必要。
負けても評判の減少が少なく、春大会をスキップ出来る秋大会が負けるタイミングとして適切と思われる。
スカウト
スカウトした選手の能力は入学時点ではなく、スカウトした時点で決定する。
よって、厳選する場合はスカウト後のセーブデータをバックアップしておき、一旦入学式まで進めて確認しなければならない。
そのために以下のような注意点がある。
- スカウト前とステータス確認用で複数のセーブデータバックアップが必要になる
- ステータス確認のための入学式までの進行が容易なようにしておく
- スカウトは2月終盤に「新入生の履歴書」で行う
- 春甲子園は出場しない状態にしておく
ポジション
育成対象が3年生になったときにスタメンを3年生で揃えたいので、投手2人・野手8人とする。
この場合、入学時の投手3人という枠がが転生選手の選択より優先されるため、転生選手は投手のみ可能ということになる。
よって、転生選手を使う場合は投手1人・野手8人、転生選手を使わない場合は投手2人・野手8人をスカウトする。
もし野手の転生選手を使いたい場合は投手3人・野手6人をスカウトということになる。
野手のポジションについては、経験値に余裕があることと、送球などの能力を考慮してコンバートすることから、スカウト時点では特に気にしなくて良い。
天才肌
前述の通り、野手は経験値に余裕があるため特に天才肌である必要は無い。
ただ、野手を天才肌で揃えることにより、進行アイコンを投手経験値100のものに代える機会が多くなるというメリットはある。
天才肌がかなり出にくいこと、スカウトで青特を狙えない、というデメリットと比較して選択する。
投手については経験値が足りなくなるので積極的に天才肌を狙っていきたい。
青特
天才肌以外で厳選する対象として青特がある。
私の場合、効果が高いこと・上位金特が無いことから威圧感を厳選した。
威圧感は次の打者にも効果を及ぼすので5人居ればいいのだが、せっかくなので8人揃えた。たぶん無意味であるが見栄えは良い。
また、威圧感持ちの中でも、チャンス・盗塁・走塁・送球がCを厳選した。
さすがに現実には全部Cというのはかなりレアなので、1個2個はC以外でも妥協した。
転生選手
初期ステータスが高く特殊能力が多い稲尾選手を選んだ。
平良選手か迷ったのだが、2015年の沖縄は複数の選手が該当するため、天才肌の厳選が難しいと判断した。
天才肌の確率は攻略本に1%と書いてあるのだが、転生選手は確率が上がっているのか、単に強運で引いたのか10回程度で当たった。
育成
野球道具
育ったときに経験値効率が良い物を使用する。
野手は「ミートバット極」か「パワーバット極」。
使うタイミングは95になった直後が最適だが、元々経験値に余裕があるので90超えたら使ってしまえばよいと思う。
投手は変化球アップか、最後の変化球をアイテムで覚えれば良いだろう。
私は第二ストレートを最後にアイテムで覚えた。
金特本
5枠しかない金特本に何を選ぶかというところは悩みどころである。
確実にこれが正解という物は無い。
ということは逆に不正解も無いので好みで選べば良いだろう。
また、国際大会でMVPを取ることにより覚えられるものもあるので、それについては本で無くそちらで覚えても良い。
投手
球速・コントロール・変化量についてはカンストより上げても意味が無いようなので、
調子の変動や相手によるデバフを考慮しても上げる意味は薄い。
球が速く見えるとか球威が上がるとか打者の近くで変化するとかを優先して行きたい。
また、ストレート専用の特殊能力が多いが、変化球をたくさん持つことになるので相対的にストレートの使用頻度が下がり、
ストレート専用の特殊能力は優先度が下がる。
野手
ミートは100以上でもミートカーソルが大きくなることから、100以上に上げる意味は有るようだ。
ただ、最大値がいくつなのかイマイチよくわからないし、パワーもどこまで意味があるかはよく分からない。
よって、ヒットが出やすくなるとか、打球が速くなるといった結果に影響を及ぼす物を優先し、
ミート・パワーが上がる物は条件が緩い物を優先するのが良いのではないかと思う。
進行アイコン
基本的には観戦からの総合練習5、総合練習5で進行する。
アイドルが出現したら観戦を重ねて新曲を歌っていただく。
黄色マスについては、進行アイコンの方にしか倍率がかからないので、
新曲がかかっていないときに3~5で踏めれば一応プラスになるので踏むといった程度でよい。
個別練習
基本的に投手は変化球固定でよい。
野手は最終的にカンストするので、初期の試合が楽になると思うものから上げていけば良い。
性格の変更が容易なので、個別練習が伸びる性格に変更するといいだろう。
初期にカンストしてしまうと総合練習の経験値に無駄が出てしまうので、一旦85程度を目安に止めるよう注意する。
練習試合
最初は毎週練習試合すれば超強いんじゃね!と思ったが、年間(入学式間)で2回までという制限があるらしい。
よって、進行マスを書き換える効果として使用する。
具体的には冬のインタビュー用の青マスを出したり。
公式試合
経験値的にも青特取得的にも強い相手の方が望ましい。
ただし、対戦相手は抽選会で全て決定するため、やり直す場合はそこからになる。
かなり時間がかかるのでほどほどで妥協した方が良いと思われる。
青特取得については、自分が名門の場合、甲子園・神宮で相手がB以上なら取れるかなといったところ。
それ以下で取るのはかなり厳しい。
合宿
青特と次の対象のダブル抽選なのであまりこだわると大変。
1日平均2個くらい取れれば良い方だと思う。
特訓
対象選手と青特を狙っていける機会。
他で取りにくい青特を取ろう。
インタビュー
私は基本的に走力系をここで取った。
野手8人中5人くらいが取れればかなり当りといった感じ。